CV
和氣明子/AKIKO WAKE
東京生まれ育ち。武蔵野美術大学大学院視覚伝達デザインコース修了。NG inc.(永井裕明氏)を経て2011年に独立。デザイナーとして活動する傍ら、出産育児をへる中でアート活動を始めることに。思春期にアメリカのマイノリティコミュニティが集まる地域で様々な人種や障害を負った人たちとの生活をしたことや、子育てを通して、複雑化ハイコンテクスト化する現代において、特別なもの、なんでもないもの、エスケープをテーマにする。インタビューや虚構性や既にある可能性を具現化する手法で、人々に共有可能な状態にする活動を行う。
2025.08 「普通人」(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[2024年度 第1回 スタートアップ助成]
2021.07-09 「屋上びらき-屋上区」/ 屋上区(旧:東京アルプス) 国際芸術祭東京ビエンナーレ2020-2021
・屋上びらき
・ウィッシュバルーン(インスタレーション)
・呼吸する屋上(インスタレーション 2020年に実施)
2020.07 「屋上区」インスタレーション「空見実験」 非公開イベント日本陶芸倶楽部陸屋根(東郷神社内 建物)
等

「普通じゃなきゃいけない」「普通じゃいけない」
「普通になりたい」「普通は嫌だ」
「普通にしてよ」「普通すぎるよ」
普通という言葉は、様々な意味で使われていることに気づく。
普通を求められることに、苦しむこともあれば、普通であることで苦しむということもある。
学校や社会では規範としての普通を求められることが苦しいし、一方でSNSなどの世界では、「普通」じゃなくて「特別」になものが力を持つ。
普通でいい、という安心をもたらす響きや、普通がもたらす狂気なども語られることがある。
普通という言葉は、ありふれたその使用感以上に
コアはあやふやで、空に浮かぶ雲のようだ。
時代や地域性の中で徐々に変化し、気がつくと人々に影響を及ぼす。にもかかわらず、普通の元に生きる人の生活は後世に残ることは稀だ。
様々な人の、普通にまつわるストリーを、インタビューして収集し、それを集めて普通の集積所(メディア)を作る。
センセーショナルでないが故に見過ごされがちな「普通」と言うことについて、焦点を当て問い直す取り組み
2025.08.26-08.31
ATLIER(港区南麻布5-3-12)











インタビュー記事:https://note.com/ordinary__
「屋上区」
東京には空がない。
どの場所・過ごし方にもすでに誰かが名前つけている─。
街と空をつなぐ屋上。
そこにはまだ、名もなきサムシングがあります。
東京には4,917ヘクタール、広大な面積に及ぶ屋上(江戸川区1個分!)がありますがあまり活用されていません。
使われていないビルの屋上を開拓し、現実と虚構を行き交う場作りをし、東京人の新たな生息地、東京の24番目の特別区、「屋上区」を作るという取り組み。
2020年は世界にコロナが蔓延し、東京の街には不寛容さに包まれました。私は3歳の子供を抱え、保育園や公園が封鎖された中で家から外に出られず、息苦しい日々を過ごしていました。唯一開いていた屋上で久しぶりに息をすることができました。この解放感の共有、過密な東京において蔓延する、他人への不寛容さへの問題提起、情報の過密さに対する「何もない」ことの価値の発見を、「屋上区」という概念で表現しています。仮想の区があるという体でそれらは作られます。
東京ビエンナーレでは、「屋上めぐり」、「ウィッシュバルーン」(インスタレーション)、「呼吸する屋上」(イベント・インスタレーション)と3つのプログラムを行ないました。またスピンオフとして、「空見」というインスタレーションも東郷神社境内のビルで行いました。各取り組みに加え、各アートワーク、コンセプトサイトなども作品として制作しています。
国際芸術祭東京ビエンナーレ2020 ソーシャルダイブ選出。
「屋上区」-屋上びらき
国際芸術祭東京ビエンナーレ2020-2021 7月〜9月
・永田町GRiD屋上、ほか10屋上
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「屋上区」-wish balloon-
国際芸術祭東京ビエンナーレ2020-2021 2021/09/05 永田町GRiD
公共の場に、広告は並んでも、人の気持ちや心の内は並ばない。 当時はコロナ禍のなか、SNS上での分断が蔓延していった。SNS上の存在として投げつけるような意見を書くのではなく、現実の個人としての本音や、願望、希望、祈りなどを、掲げたいと思った。風でゆらゆらと揺れる短冊に、屋上の大気をとらえながら描いて行く。 アドバルーンを個人のウィッシュに持ち替えて、wish balloonを屋上に展示して行った。 東京ビエンナーレ2020-2021コア期間の最終日に行った。
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「屋上区」-呼吸する屋上
国際芸術祭東京ビエンナーレ2020-2021 2020/11/15 銀座貿易ビル
コロナ禍の中おこなった呼吸をするためのイベント。ソーシャルディスタンスを取れる、ディスタンスサークルを屋上に設置し、安全の象徴を作った。心の解放を目指した。参加人数を制限し、42名の参加者があった。銀座貿易ビルで開催。ひとけのなくなった銀座の街を音楽が流れ、自分が(SNS上の存在でなく)本当におもう願い、願望を書道でかいた。人の想いを展示するインスタレーションを行う。2度目の緊急自体宣言が出される直前の開催となった。
「屋上区」─空見─
日本陶芸倶楽部屋上(東郷神社内) 2020/8/21
非公開イベント
屋上を感じるためのインスタレーション。屋上とは何か。空と、忘れられた設備、風景、感覚を以下に開いて行くかの実験。 原宿の東郷神社境内にある日本陶芸倶楽部という会社のビルの屋上(陸屋根)で、「空見」というインスタレーションを行いました。築50年ほどの建物で、今は使われていない給水設備、至近にある大型マンションや神社などの風景のなどを探索し、一番自分にしっくりくる場所を探します。そこで空を見るための穴を空けた箱をかぶり、最終的には空と自分との対話をしていきます。
和紙に関するプロジェクト
2019/05/25
主催:ファクトリエ
企画:和氣明子
出演:浅岡優索(紙木鉄布/紙すき職人) 和氣明子(企画制作) 高地 寛(撮影)
ものが生まれる場所や瞬間を追うプロジェクト。埼玉県小川和紙の職人に取材。動画を制作した。現代の産業構造の中に入らず、和紙に従事することにつながる幼少期の原体験を探っている。その他、展示及ワークショップとして落とし込む。また、ワークショップに際して、インタビュー動画も制作した。
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