明治期から昭和中期までのラベル・パッケージを扱った展覧会。キービジュアルのチラシとアートディレクションおよびデザインを担当しています。
展示物の中でも特に、蘭字という、伊勢茶の輸出用のお茶箱に貼られたというラベルに注目。和紙に木版で手摺りされたもので、和洋折衷様式のビジュアルが魅力的でした。この独特の温かみを表現するために、展覧会タイトルはイラストレーターに依頼し、手書きで制作。多数の蘭字を保管している三重県の四日市印刷に眠っていた古い書体集に出てくる文字を参考に、組み上げています。
[キーカラー]
黄色から水色のグラデーションは展示物Tの中の「うちわ絵」で使用されているものの存在感をヒントにしています。
[用紙]
紙はあえて包装紙として使われる透け感のある紙を使用して、レトロな雰囲気を表現しています。
OKブリザード四六86kg